河口湖、花火と富士山が見えるホテル Part 2

Pocket

ホテルの部屋から富士山を一望、そして花火

温かいコーヒーをすすりながら河口湖の駅にいったん戻り、駅構内にあるお土産屋さんを軽くのぞいた。チェックインの時間も近づいてきたのでホテルに送迎を依頼し、僕たちは10分先のホテルに向かった。

ホテルの部屋の窓から見える富士は東京から見る富士とは比べ物にならないぐらい壮大だ。頂上には雲がかかっていてなかなか全容を見せてくれないが、相変わらず富士山を目の前にすると自然に感動が沸き立つ。2月の河口湖は湖面の一部が氷に覆われており、その上を歩いて固さを試す者もいた。僕はかすかにアクシデントを期待していた。

(ちなみに、空から見下ろした富士山はこちらの記事で確認してください。)

夜になると、毎日、窓の正面に花火が上がる。日中は自然の景色を楽しみ、富士山が闇にその姿を隠せば、代って花火が僕たちを和ませてくれる。花火は夏の恒例行事ではあるが、ここ河口湖では年中打ち上げているみたいである。僕たちが泊まったホテルは、各部屋の窓から独り占めの花火大会が楽しめる。(写真2枚は、いずれも部屋の窓から撮影したものです)そんな状況もあって、寒空の下に打ちあがる花火にも少し感動を覚えた。しかし、それは風情を感じたものではなかった。やはり花火は夏のものであると再認識した。

微妙な空気感の猿まわし

僕は、一度ここに足を運んだことがあると勘違いしていた。しかし、河口湖の猿まわしを見たのはどうやら今回が初めてだったようだ。実際に来てみると、建物にも周辺の景色にも見覚えがない。そして、猿の公演が始まって確信した。絶対ここには来ていないと。

何とも微妙な空気感で始まった芸は、ブレることなく微妙なまま終わってしまった。とにかくお客さんの反応が悪い。当然、そこには僕たちも含まれている。

今、僕はアドバイスをする。ステージ中は「足し笑い」を入れたほうが良い。あのドリフで使っているおばちゃんの「足し笑い」だ。正しくは「録音笑い」というのかもしれない。公演中、気を使って笑うにしてもどのタイミングで笑ってほしいのかも分からないぐらいの微妙なステージだからだ。

調教師はお笑い芸人ではないから、話術がウケなくて当然なのかもしれないが、見ているこちらが変な気持ちになってしまうのは主催者側としても本意ではないと思う。だから、そこは割り切って「足し笑い」を採用してみてはどうだろうか。外国人も釣られて笑うだろうし、笑いは笑いを呼ぶから、相乗効果となって笑いは増えると考えられる。そして、「足し笑い」をしていることもネタにしてしまえば良い。お客さんを相手にしているのだから、とにかく微妙な空気は良くない。

テレビ番組では批判されることもある「足し笑い」だが、それは笑いのプロであるはずのバラエティー番組がやってしまうからである。猿の調教師は笑いについてはアマチュアなので、堂々と「足し笑い」を使えばよいと思う。日々、お客さんは変わるので、主催者はお客さんを相手にいろんなことを試してその反応を見る必要があります。頑張ってください。

外れほうとう

モンキーパフォーマンスが終わって、外に出るとちょうどお昼時である。周りを見渡すといくつかの食事処がある。子供たちは昨日の「不動ほうとう」がよほど気に入ったらしく、またほうとうを食べたいと言いだしたので、ほうとうがあるお店を選んで入ってみた。その店は、どうやら最近「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」のロケがあったらしい。お店にそれらしいシールが数枚貼られていた。僕は子供たちにそれを見るように促した。番組をよく見る彼らは一瞬それに食いついたがすぐに飽きたようだ。

メニューを見ると値段設定が少々お高めだ。きっとおいしいはずだと心に言い聞かせた。僕は牛肉ほうとう、妻はきのこほうとう、子供たちはざるそばとざるうどんを注文した。ほうとう食べたかったんちゃうんかい!

それはさておき、僕の舌は「不動ほうとう」がベースになっている。だから、値段が値段なら味はそれなりであってほしい。鉄なべに入って出てきたそのほうとうは不動のものよりふたまわりぐらい小ぶりに見えた。メニューに書かれている値段と出てきたほうとうをどちらも二度見した。まあいい、量じゃない。勝負は味だ。

まずは汁から行ってみた。えっ、向かい合って座った妻と目が合った。ほうとうの持ち味であるとろみと濃厚さが極力抑えられていた。白味噌煮込みうどんのあっさりスープと表現する。次に、ほうとうをいってみた。ツルンとしていて、プチンと歯切れが良い。これが本来のほうとうなのだろう。でも僕はムチっとして歯ごたえがある麺が好きなので、これは期待していない触感だった。茹で時間は掛かるだろうが、やはりほうとうは太麺が合うと個人的には思っている。

「鉄鍋柔らか平ほうとうの白味噌あっさり仕立て」とメニューに書いていれば普通に(特に期待せずに)食べられると思う。メニューに「ほうとう」と書いてあるから言うが、僕の中ではこれを「外れほうとう」と呼んでいる。過去にも一軒経験しており、今回が二回目の「外れほうとう」となった。

ちなみに、子供が注文したざるそばとざるうどんも味見してみた。僕は昆布つゆが大好きだ。ここのつゆは完璧なかつお出汁。僕にとって物足りなかったものは、おそらく甘味だろう。

レッドラインバスには気を付けろ

少し残念感が漂う中、猿回しの駐車場の前でレッドラインのバスを待っていた。途中、河口湖行と表示されたでかいブルーのバスが来たが、僕たちが来るときに乗ってきた赤いレッドラインバスではなかったので乗らなかった。そして、時刻表通りバスが来ないなあと思っていたら次に来たバスもそれだった。

何やねんこれ?青やのにレッドラインなんか!?来るとき乗ってきた赤いバスと全然ちゃうやん!運転手さん、レッドラインやったらレッドラインやってちゃんと停留所で待ってるお客さんに分かるようにマイクで言ってほしかった。赤いバスがレッドラインって思い込んでいる僕らにとって、そのでかい青いバス、レッドラインちゃうからね!そのでかい青いバスがこれから僕たちが行こうとしているチーズケーキ屋さん「河口湖チーズケーキ・ガーデン」の前通るとか知らんやん!一台乗り過ごしてもうたやん!

おかげで帰りの電車までの時間が迫ってしまい、チーズケーキ屋さんではゆっくり見ることができなかった。チーズケーキ屋さんからは子供連れて駅まで歩いた。「歩いても近いですよ」とか言うから近いんかと思ったら遠い遠い。途中、ソフトクリームとコーヒーを買って急ぎ足で駅に向かった。

まとめ

冬の河口湖は寂しいが漂う。湖畔の木に散りばめられたブルーのライトアップが一層寂しさを増した。2月、湖面は凍り、木々は枯れ果て、人気(ひとけ)もまばら。そんなことだからこそ、河口湖には身も心も温まる「温泉」と「ほうとう」が必要なのだと思った。そのどちらも経験できた僕たちは、何だかんだ楽しいひとときを過ごすことが出来た。何かが起きたほうが思い出に残る。アクシデントは大歓迎。そんな旅を続けたいと思います。

Pocket

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする