男女の双子はいつまで一緒に遊ばせる?遊びの違いと悩み

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妊娠をすると赤ちゃんの性別は必ず気になります。生まれてくる赤ちゃんの性別にこだわりを持つ方もいれば、こだわることなく全てを受け入れる方もいます。絶対に男の子が欲しいとか女の子だとか、こだわる人にとってその思いは性別が判別するまで続きます。

一般的に、赤ちゃんの性別は妊娠7か月ぐらいで正しく判別できるようになります。その頃になると、性別にこだわらなかった僕でさえ、そわそわしていた記憶があります。そんなある日の定期健診で妻がおなかの赤ちゃんの性別を聞いてきました。妊娠が明らかになり、さらにふたりの赤ちゃんがお腹の中にいることを知らされたときにも妻は困惑していましたが、この時も同じような困惑したような顔で妻が家に帰ってきたことを思い出します。「どうだったの?」

二卵性双生児の男女の割合

一卵性双生児の場合、遺伝子が全く同じですから必ず性別は一致します。片や、二卵性双生児の場合は必ずしも性別が一致するとは限りません。そして、この場合、男女になる比率は兄弟(姉妹)の性別の割合と同じです。そして、生まれてくる赤ちゃんの男女比は統計的にほぼ1:1です。二卵性双生児の組み合わせパターンとしては、男男・男女・女男・女女の4パターンがあります。ここで性別が異なる確率は上記4パターンのうちの2パターンですから、二卵性双生児の場合、50%の確率で男女のペアで生まれてくることになります。※男女と女男の違いは、兄妹の場合「お兄ちゃんと妹」「お姉ちゃんと弟」というパターンがあることを思い浮かべれば分かりやすいと思います。

男女の双子の遊びについて

正直なところ、僕は性別には全くこだわりを持っておりませんので、どのような結果であっても受け入れられる状況でした。だから「男の子と女の子」だと聞いたときは、一度に男女を経験できるという喜びが沸き起こり、同時に頭の中では兄妹が仲睦まじく遊ぶ姿を想像していました。

一方で、妻は男女を一緒に育てていくことに不安があったそうです。いくつかの不安の中のひとつは遊びについてでした。二人を同じように遊ばせると、男の子なのに人形やままごとを好きになったらどうしようとか女の子なのに言葉や態度が男の子のようになってしまったらどうしようとかそういう類の不安でした。

妻にそう言われたら僕も何となく不安になり、確かに男の子が女の子みたいに育ったら「そりゃ、ちょっと・・・」と考えるようになりました。それ以来、僕は男女の双子が同じ環境で育っていく中で、多少の不安を抱えつつも、それぞれどのように男の子らしくまた女の子らしく育っていくのかを見届けるつもりで子供たちを見守ってきました。以下は、そんな当初の不安から子供が成長した現在の状況についての紹介です。

0歳では遊びに男女の違いはない

生まれたての赤ちゃんはまだ一人では遊べません。だから、赤ちゃんをあやすために興味を引くようなおもちゃを親が使用したり赤ちゃんに持たせたりします。ガラガラとか柔らかいオーボールなどです。それらの使用対象には男女の別はありません。そのため、これを与えたから男の子っぽくなってしまうとか女の子っぽくなってしまうというような要素は全くありませんから、気にすることはありませんでした。

1歳で娘の女の子らしさを垣間見た

さて、1歳になる頃、早い子はすでに立って歩き行動範囲が広がる時期です。そして、色々なものに積極的に興味を示すようになります。だからこの頃、見るもの触るものなど周辺環境の違いでその後の人生が変わる切っ掛けが生まれ始める頃と考えていました。ここでおかしな切っ掛けを与えてしまうと恐れていたことが現実になってしまう?そんな不安がよぎりました。

男の子がリカちゃん人形に囲まれて育つとどうなるのでしょうか?リカちゃんは女の子だから、それを男の子が好きになることは正常やん!?ってなるのか、やっぱり女の子用の人形で男の子が遊ぶのは変?ってなるのか・・・。これは女兄妹に囲まれて生まれた末っ子の男の子にありがちな環境です。その行く末は僕にはわかりません。

しかし、そんな不安もどこ吹く風という事柄が起きました。ちょうど1歳になる頃のことでした。これまで全く同じ環境の中で育ててきた男女の二人でしたが、ものごとに対する二人の反応の違いが如実に表れてきたのです。

あるとき娘が抱っこをされながらママとじゃれ合っていたときのことです。突然、娘はママの耳元に何かを発見し、それを凝視したかと思うと手に取ろうとしたのです。そう、ピアスです。興味深そうに見ては触ろうとします。そして、それはブレスレットやネックレスなどいくつかの装飾品を目にした時も同じでした。息子が全く興味を示さない中で、娘だけが興味を示すという行動は、まさに親としては興味深い観察結果でした。

その後も口紅や化粧品・鏡など、ことごとくママ(女性特有)のものに興味を持ち始め、「女の子は自然に女の子になっていくんだな」と感じたのです。もちろん、そのようなものに興味を示さない女の子もいると思います。一方の息子は、逆にそれらに興味を示さないことを以って、一応「女の子のような感性を持っていない」と思われたので、それを見て僕たち二人の不安は解消されつつありました。

2歳で男女の遊び方の違いは明確になる

言葉もしゃべり始め、活発になり始める2歳の頃にはすっかり遊び方にも違いが出てきて、同じおもちゃを目の前にしても男の子はより荒く活発に、女の子は落ち着いた感じで丁寧に遊ぶようになりました。元々持って生まれた個人の性質や性格も影響しますが、それを取り除いても男の子と女の子の違いはその言動からはっきりと感じ取れました。

結局心配には及ばず、同じ環境で同じように育てても、性格が男性的もしくは女性的に偏ることはないということが分かりました。ただ、同じように育てたと言っても、息子には申し訳ないが男の子に対するしつけは多少厳しくなっていたと思います。そのような差はあったことは自覚していますので、全く同じように育てたとは言い切れない部分もあります。それはみなさんにおかれても同じだと思いますがどうでしょうか?

それと、もうひとつ、我が家では「男の子なんだから・・・」とか「女の子なのに・・・」という言葉は絶対に言わないように心掛けていました。そういう意味では、本人たちに自分たちの性別を意識させなかったにも関わらず、ごく自然にそれぞれ男の子らしくまたは女の子らしく育ったということは、ごく自然に接している限りにおいては「性別のらしさ」は周辺の環境が作り上げるものではないということの表れだと思います。つまり、多少の男の子の遊びや女の子の遊びをしたからといって、それに影響されて別の性別に傾くということはないということです。たまに、男の子に女の子の服を着させたり、あたかも女の子のように育てる人がいるという話を聞くことがありますが、それは自然とは言えず明らかに不自然ですので、その場合においてはこの限りではないということになります。

5歳で最後の試練

さて、そんな悩みがあったことさえすっかり忘れていた5歳になった頃、再びその不安が蘇ってきました。それは息子に関しての話です。幼稚園や保育園では、5歳ぐらいになると早くも「好きな子」ができ始めます。「最近の子はませている」と言ったり聞いたりしますが、僕の5歳の頃を思い出しても好きな子はいましたし、周りの子供たちも同じで状況も現在とあまり変わっていませんから、「最近の子はませている」は単なるステレオタイプ(固定観念やイメージのこと)だと思います。

それはさておき、あるとき、僕の興味本位からその「好きな子」のことを息子に聞いてみました。すると、照れながらも出てくる名前は男の子の名前ばかりだったのです。妻は青い顔をして「やっぱり・・・」と不安を感じていました。妻も必死になって「いやいや、女の子は?」と聞き返しても、「好きな女の子はいない。男の子と一緒のほうが楽しい。○○君が一番好き」というだけです。今思えば、子供は何の悪気もなく正直に答えていただけですが、聞き手の思い込みが強すぎて思い違いをしていただけなのでした。

追い討ちをかける出来事

しかし、さらに追い打ちをかけるような息子の行動があったのです。それは編み物にはまったことです。僕たちが小さい頃は男の子が編み物をするということはほとんどありませんでした(編み物は女の子がするものだというのは先入観であり、それもステレオタイプです)。母親がやっていた編み物の網目が不思議で、僕自身そのことに興味を持ったことはありましたが、編み物にはまることはありませんでした。その編み物に、娘よりもむしろ息子のほうがはまったので、とうとう妻は「これはいよいよヤバイ。やっぱりなんかおかしいよ。」と言い始めたのです。

結局、クラスの男の子の多くが一時的に編み物にはまっていて、その後はすっかり興味が薄れてしまったようですが、男の子なのに「男の子が好きで、編み物が好き」と聞けば、ほぼ確定みたいな思い込みがあっただけなのでした。

まとめ

現在、息子は口調も態度もより荒々しく、娘は物静かに遊ぶことが多いです。ケンカは絶えませんが、お互いに「らしく」育っています。もし、男女の遊びについて同じような心配をされている方がいらっしゃるなら、それは自然な範囲では全く心配には至りません。男女の双子はお互いに自立するまでは一緒に遊ばせてあげてください。お互いケンカもしますが、双子という特別な関係は最初から優劣のある兄妹とは違い対等ですから、見ていて微笑ましいものがあります。同じおもちゃで遊び、同じ本を読み、同じテレビ・映画を見て、一緒に外で遊び、お互いに切磋琢磨して育っていく。本当に微笑ましく愛おしいです。二人は互いに一緒に生まれて一緒に育った唯一無二の存在です。まだまだ手が掛かりますが、これからも育児を楽しみたいと思います。

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