日本代表大健闘!ロシアW杯ベスト16 強豪との死闘に夢を見た

Pocket

日本代表がベルギー代表を追い詰め多くの日本人がベスト8進出の夢を見ていたころ、僕は本当の悪夢にうなされていました。夢に苦手な人は出てくるわ、う〇こは出てくるわで(う〇この夢はもしかしたら金運アップ?)睡眠内容としては最悪のものでした。また前日から引きずっていた頭痛が目覚めの悪さを増長させたようです。テレビをつけてもどこか盛り上がりに欠ける番組内容になっていて、「負けたんだ・・・」とすぐに分かりました。しかし、前半を0-0でしのぎ、後半早々に2-0とあのFIFAランキング3位のベルギーを突き放した瞬間があったことには驚きを隠せず、日本代表に対しては割と厳しい目で見ている僕でさえ、ここまでベルギーを追い詰めたという結果に満足してしまったのです。

ベルギー戦(日本●2-3)ディフェンス陣の活躍

試合を通じて日本ディフェンス陣のアタックはかなり効果的でした。前線からの守備の連動も上手くできていて、中盤でボールを奪うこともできましたし、ディフェンスラインの昌子・酒井宏樹・吉田のところでは相手に十分な仕事をさせないようにかなり抑え込めていたと思います。何よりアザールとルカクに本来の力を出させないようにうまく対応できていました。そして、ボールを奪ったら素早く前線にボールをフィードして攻撃に転じるシーンも見られました。原口選手の得点はまさにそれでした。ついでにグループステージの話をするなら、セネガル戦の乾選手の得点もある意味同じようなパターンと言えます。いずれも柴崎選手からの絶妙なパスが決定機を生みました。

そして、ここでハッと気が付いたのです。今回の日本が実践したサッカーはもしかするとハリルが目指していたサッカーではないかと。西野監督に代わって以降日本代表のサッカーが変わったことは間違いありません。しかし、ハリルも西野監督も実は描いているサッカーは同じようなものであり、それを具現化する手法をハリルは誤り、今大会を通じて西野監督がそれを実現させただけなのではないかと。

日本代表の得点は全てサイドネット

目指していたサッカーのことは別途考察するとして、日本が後半に奪った2点はどちらもギリギリのコースをついた最高のゴールでした。よくよく考えてみると、今大会で日本が奪った6得点のうち、香川のPKを除けばほぼ全てがゴールの隅のキーパーの手が届かないところに決まっています。逆に考えると、そのコースに蹴らなければ、このような最高レベルの大会ではゴールが決まらないということです。ハリル時代の日本代表の試合ではあまり見られなかったレベルのシュートばかりだったので、彼らはよくこの大舞台で5点も凄いシュートを決めたなあと感心するばかりです。いずれもサイドネットに突き刺さる本当に良いシュートばかりでした。

キーパーが不安定なら上位には入れない

一方で、ベルギーの1点目はヘディングの折り返しが偶然にゴールに入ったものですが、あれを止めてこそ代表キーパーであり、チームを救える存在と言えるのです。川島選手のウィークポイントには、ポジショニングの悪さ・判断の遅れ・キャッチングの下手さと不安定要素がたくさんあります。この試合もそのウィークポイントがピンチや失点にそのままつながりました。

1点目はポジショニングの悪さと判断の遅れが招いた失点です。2点目はディフェンスのマークを上手く外したフェライニの勝ちで、3点目は完全に速攻で崩された形でしたが、どちらもキーパーはいてもいなくても同じというぐらい簡単に決められた失点でした。また、幸運にも失点にはつながりませんでしたが、この試合でも不用意なパンチングや飛び出しの判断ミス、普通のプレーをビッグプレーに見せてしまうようなシーンがありました。海外のメディアでも川島選手は批判されていますが、どれも的外れではない指摘ばかりです。

日本が強くなるためのポイントの一つとして間違いなく鉄壁と言われるゴールキーパーの存在が必須です。正直、川島選手は代表に入ったころから今に至るまでずっと守備は不安定のままです。なぜ彼を歴代の監督が起用し続けたのか、本当の理由は僕は知りません。しかし、彼を正ゴールキーパーにせざるを得ない現実があったからこそ今に至るのでしょう。今後、日本を救ってくれるようなキーパーが育ってくれることを強く望みます。

アディショナルタイムの戦い方について

途中交代の原口と柴崎を含めて、この試合、全員が最後まで走り切ったことは誰の目からも明らかでした。アディショナルタイムに入った時、一瞬、延長戦が頭をよぎったのか、ボール回しをするようなそぶりを見せた場面がありましたが、一瞬たりとも気が抜けない戦いに、選手たちは体力を残すような余裕はなく、気力を振り絞って最後まで戦っていました。

そして、最後の最後にチャンスとピンチが同時に訪れました。少し遠めでしたがゴール正面でFKを獲得しキッカーは本田。決めれば勝ったも同然。そして十分ゴールが期待できる距離です。本田選手自身はおそらく最高の結末を思い描いて蹴ったことでしょう。ボールは不規則な回転でコーナーに飛んでいきましたが、惜しくもキーパーにはじき出されてしまいました。これにより得たコーナーキック。これが本当のラストチャンスです。3人がニアでおとりになり、中央の吉田に合わせようとしたそのコーナーキックは練習していたパターンではないでしょうか。真偽は分かりませんが、敢え無くキーパーにキャッチされされるとベルギーお得意のカウンターを仕掛けられました。後ろに残っていた山口蛍もあのスピードではファールで止めることもできず、万事休す。最後の最後で赤い悪魔にとどめを刺されてしまいました。

この結果を「世界との差」と言ってしまったらそれで終わってしまいます。確かに攻撃力には世界との差がありますが、あのシーンは直前のコーナーキックに問題があったと思います。確実に味方に競らせるならショートコーナーを選択すべきだったと僕は思っています。そして、確実に日本の攻撃がラストプレーになるように攻めるべきだったと思います。これが正しい答えかどうかは分かりませんが、このような戦術は攻撃力とは関係がありませんから選択が可能だったはずです。まあ、僕が言うまでもなく日本代表はこんなことぐらいは分かっていると思います。

まとめ

ワールドカップは今、ベスト8が出揃ったところです。決勝に進んでもおかしくないウルグアイ・フランス・ブラジル・ベルギーが互いに潰し合う組み合わせになってしまったのは残念ですが、優勝はこの4チームから出ると思っています。

最後に、次に日本代表に期待するのは4年後ではなく2年後の東京オリンピックです。次こそ久保建英選手が代表入りすることでしょう。彼が順調に成長すれば4年後はきっとワールドカップのピッチに立っているに違いありません。どのように世代交代が行われ、日本のサッカーがどのような進化を遂げるのか、それを今から楽しみにしています。

これからも日本代表を厳しい目を持って応援したいと思います。

Pocket