W杯まで続くハリルの迷走 ~世代交代の過渡期

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更新:2018年3月24日

今、ハリルが迷走している。この迷走はW杯の直前まで続くことになるだろう。現状の日本代表のメンバーを見ればわかるとおり、日本代表は世代交代の過渡期にある。ピークを過ぎた本田・香川・吉田・長谷部・岡崎・長友。そして、おそらくW杯メンバーの中心になるであろうキープ力と競り合いとトラップが「半端ないって大迫」、ドリブル突破からシュートまで一人で持って行く「久保裕也」、めちゃくちゃ走って攻守に頑張る運動量豊富な「原口元気」、オーストラリア戦で見せた衝撃ミドルの「井手口陽介」、いずれも得点が期待できる選手たちである。彼らも十分若い世代であるが、さらにもう一つ下の世代である「久保建英」をはじめ、何人かの将来有望な選手がいる。

組織というものは、人が入れ替わらなければ活性化しないものである。サッカーや野球のような団体競技も同じである。

ただ、現実には選手としてのピークを過ぎたからと言って代表から外すわけには行かない理由があり、また、伸び盛りだからと言って活きがいい選手ばかりを集めるわけにもいかない。さらに、将来有望だからと言って場を経験させるためだけに選手枠を使うのももったいないといった事情もある。

そんな中で、W杯での目的は勝つことであり、監督は勝つための選手を選ばなくてはいけない。そして、その前段階では、選手のパフォーマンスを最大限に生かすために、早い段階でチーム作りを行い、戦術と連携を多く経験させなければならない。本当は迷走している場合ではないのである。

それでもハリルは迷走する

これは代表監督の宿命とも言える。ハリルに限った話ではない。しかも日本代表は世代交代の過渡期ときている。人選の難しさはよくわかる。日本には飛び抜けて優れた選手がいるわけではないから誰を中心選手(固定メンバー)として選ぶかで戦術にまで影響してくる。と言っても、ハリルにはこれといった明確な戦術はないように見えるが。あえて言うなら、追い込まれた時には吉田麻也を前線に置いてのパワープレーを選択するのが戦術言えば戦術だろう。まさかワールドカップの本戦でも追い詰められたらパワープレーを使うのだろうか?ファンとしては恥ずかしくて見れたものじゃない。

もうひとつ、これは戦術なのか日本の伝統なのかよく分からないが、とにかくサイドにボールを集めすぎる。だからサイドバックは運動量の多い選手が必然的に選ばれることになる。百歩譲ってその選択が良いとしても、中盤の選手までもがサイドに集まりすぎるのはいただけない。乾は好きな選手の一人だが、彼は典型的なサイドハーフになってしまっている。フィジカルが弱いので、フリー以外でのプレーにはあまり期待できない。もしハリルに忠告できるなら、今すぐサイド攻撃に徹する戦術はやめたほうがいいと言いたい。世界でその単調な攻撃が通用しないことは分かっているからだ。

2014年 W杯ブラジル大会の教訓

前回のブラジル大会の日本代表の戦いを覚えているだろうか。日本にとっては強豪国との差が歴然としていた大会だった。そこで僕が観ていて感じた日本選手に足りないものは以下の二つ、「フィジカルの強さ」と「シュートの正確性」だった。これが体格がさほど変わらないメキシコのような強豪国との違いだった。現在の日本代表を見ていてもこれらは克服できていないと言える。逆に、これらを克服すれば、日本はランキング上位(20位以内ぐらいを想定)の常連国になれると思っている。海外サッカーで活躍している日本人選手のプレーを見ていると、コロコロと転がっているシーンが度々見受けられる。それに比べると、ヒデは本当に凄かった。彼は決して器用な選手じゃなかったが、本当に倒れない数少ない選手の一人だった。逆にタックルにいったガタイのいい選手のほうが転んでしまうシーンがすごく印象的だった。

ということで、フィジカルの強さはチームにボールキープの絶対的な安心感と落ち着きを与えると同時に、カウンターのリスクを減らすといった勝つために必要な要素であるということが分かっていただけたと思います。

ちょっと早いがメンバー予想

W杯の選手枠は23人です。そのうち3人はキーパーと決まっているので、フィールドプレイヤーは20人です。内訳はGK3人、DF7人、MF8人、FW5人かな?名前の右側に〇は先発予想選手です。DFの酒井高徳は右サイドバックで使うことを想定しています。

GK(3人)

  • 川島永嗣〇
  • 西川周作
  • 林彰洋

DF(7人)

  • 昌子源〇
  • 吉田麻也〇
  • 長友佑都〇
  • 酒井高徳〇
  • 植田直通
  • 酒井宏樹
  • 森重真人

MF(8人)

  • 山口蛍〇
  • 柴崎岳〇
  • 井手口陽介〇
  • 原口元気〇
  • 宇佐美貴史
  • 香川真司
  • 遠藤航
  • 久保建英

FW(5人)

  • 大迫勇也〇
  • 久保裕也〇
  • 岡崎慎司
  • 浅野拓磨
  • 乾貴士

これまでのメンバーと変わり映えしないようですが、しれっと久保建英を入れておきました。17歳でロシア大会にメンバー入りしてW杯を経験し、21歳でカタール大会の主力選手として活躍してほしいという僕の個人的な希望が入っています。そして注目の本田は代表には入れないと思います。体力やスピードが完全に下り坂でかなり難しいです。MFの固定メンバーは山口・柴崎・井手口で決まりのような気がしていて、残りの一人は対戦相手次第で変えることになります。FWは大迫と久保裕也で決まりです。大迫と岡崎かもしれません。浅野と乾は先発が難しく、また中盤で登録している宇佐美と原口が前線に入ることも考えられるので、ますます乾の出場機会は少ないと思います。

そして、ここには名前が出ていないA代表未経験の選手がもしかすると入るかもしれません。例えばポルティモネンセで頑張っている中島翔哉とか・・・。いずれにしても、新しく入るメンバーは海外でプレーしている選手だと思います。

まとめ

泣いても笑ってもあと8か月でW杯は始まる。僕たちサッカーファンはただただW杯が楽しみなのだが、選手は必至のパッチだろう。11月にはブラジルとベルギーとの親善試合を控えているが、そこはある程度W杯の本番を想定したメンバーがスタメンとして名を連ねるはずである。アジア予選とは少し違った戦術を試すのだろうと思う。個人的にはクサビのパスとドリブルで中央から攻める攻撃オプションを見せてほしいと思っている。頼むから、サイドからのセンタリング一本鎗だけはやめてくれ。

頑張れ、日本代表!

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