サッカー日本代表 ロシアW杯出場決定で久保建英がメンバー入りか

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今回の予選はずいぶん苦労した日本だったが、何とか最終戦を待たずしてW杯本戦出場を決めることができた。これによってまた日本サッカー界はアジアトップの地位を後世にしばらくの間だが引き継ぐことが出来る。なんだかんだ各世代もつながっていて、谷間と言われる世代は今は存在しないかもしれない。ともかく本戦が始まる2018年6月14日までは一安心となった。

日本の戦い方はほぼ予想どおり

スタメンのメンバーについては特に予想していなかったが、日本の戦い方はメンバーが変わっても代り映えしないのが特徴だから十分予想が出来た。横パスをつないでサイドに回し、クロスを上げる。守備に関してはとにかく運動量で負けないように頑張る。オーストラリアは日本人よりガタイが良いから多少のラフプレイは許されると考えて、要所要所でガツガツ行く。いつもの日本の戦い方だが、それは基本的に今回も変わらなかった。ちょっと予想外だったのは、いつもより前線からのプレスが激しく、オーストラリアのディフェンダー陣を焦らせるほど一試合を通じてプレッシャーを与えたことだった。もしかすると、この予想外は、予想外のスタメンのためかもしれない。乾・浅野・井手口。彼らがプレスに大いに寄与していたのだと思う。これが、本田・岡崎・香川ならここまでのプレスは掛けられなかっただろうと容易に想像できる。特に、香川はディフェンス能力が低いので、中盤での出フェンス力低下により今回のような試合運びはできなかったであろうと思う。

オーストラリアは怖さが全くない

今のオーストラリアは世代交代の過渡期なのだろうか、過去のような怖さが全くない。ディデンスが弱いのは伝統的だが、さらに足が遅いメンバーがそろっていて、気を抜く選手が多いので裏が簡単に取れる。攻撃に関しても絶対的エースがいないのでボールを支配されても全く怖さがない。唯一怖いのはセットプレーである。セットプレーは何が起きるかわからないし、日本のキーパーがミラクル川島だったこともあり、そこだけはヒヤヒヤした。それと、なぜだかわからないが、オーストラリアと試合をすると、少ないチャンスをものにされることが多い。今までのオーストラリアはそういう意味で怖さがあったのだが、今回のチームはそれすらもなかった。だから、終わってみれば順当勝ちになってしまった。ディフェンスの裏を突いた浅野の1点目にしても、井手口の中央に切れ込んだ2点目のドリブルシュートにしても、いずれもディフェンスのミスと言ってよいだろう。オーストラリアはこの先数年間、低迷するかもしれないと感じている。

やっぱり予想どおりのサイドバック

日本代表のサイドバックについては「サッカー日本代表サイドバックの欠点」でも書いているので読んでほしい。そこでは、日本代表のサイドバックのうち攻撃面で貢献できるかできないかの理由を書いている。その理由どおりの結果が今回の試合でも出ていて、僕のサイドバックに関する自論が間違っていないことを証明してくれている。簡単に言えば、右利きで左足も少し蹴れる左サイドバックの長友が攻撃面で貢献出来て、右利きで左足が全く使えない右サイドバックの酒井宏樹が攻撃面で貢献できないのは、ドリブルで中に切り込んでいけるかということと、シュートが打てるかということの違いであるというこです。サイドからの攻撃で一番相手が怖がるのは、中に切り込んでいってシュートを打たれることです。もしくはキーパーに向かってくるクロスを上げられることです。これが出来るのが長友で、出来ないのが酒井宏樹ということです。

長友はキーパーに向かっていくクロスを上げて浅野のゴールをアシストしたし、井手口の2点目は左サイドから中に切れ込んでいってシュートを打ち、結果的にスーパーゴールになりました。まさに相手が恐れる攻撃の2つをやったのです。

ワールドカップの選出メンバーに注目

さて、最終戦のサウジアラビア戦を残している現在、日本代表は当然その後を見据えたメンバーを使うことになる。出場を決めたオーストラリア戦から間もない2017年9月5日の試合だから、代表メンバーが大幅に変わることはないが、少なくとも試合に出るメンバーは大きく変えてくる可能性は十分にある。本戦の主力になるであろう久保や原口のほか、デフェンダーを変えるのだろうと予想している。

そんな中、僕が最も今後注目しているのは、久保建英がメンバー入りするのかどうかということである。ここからは完全に個人的意見だが、絶対にメンバー入りさせるべきであると考えている。小野伸二が若干17歳でメンバーに入ったように、彼よりもさらに世界的に注目されている久保建英はサッカー界のためにも彼本人のためにもメンバー入りさせるべきだと思う。彼は現在16歳で、ワールドカップが始まるころには17歳になっている。今回メンバー入りせずに、次回という話になれば21歳である。メンバーに初選出される意味はかなり薄れるか、もしくはほとんど意味をなさない。21歳でメンバー入りするのは普通だからだ。彼が勝つための戦力になるかどうかはあまり関係ない。日本の17歳が世界で通用するかどうかを日本国内と世界に向かって見せつけることに大きな意味があるのである。もし、彼がワールドカップの大舞台で活躍することがあるなら、日本のサッカー少年たちの志がどれほどたかくなることだろうか。また、世界の日本サッカー界を見る目も変わるだろう。彼は日本の宝で大事に育てたいのはよくわかる。しかし、大事にすることと出し惜しみは違う。

まとめ

あえて予想しようと思う。久保建英は2018W杯のメンバーに必ず選出されます。逆に、もし選出されないことがあるなら、旧態依然とした日本サッカー界に明るい未来はない。久保君に限らず、またどんな世界であるかにかかわらず若い人材を登用することはそこに変化をもたらします。そこで良い変化が起こることに期待することも先輩の役目だと思います。

強いフィジカルと高度なシュート技術がチームを勝利に導きます。これは前回大会の教訓だと僕自身が思っています。

頑張れ、日本代表!

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