東アジアE-1の代表メンバーはW杯メンバーの補欠探し

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2017年の東アジアE-1選手権で日本は韓国に負けて準優勝に終わった。出ている選手はA代表の二軍だが、それでも負けるというのは気持ちの良いものではない。その代表選手には井手口や昌子のように、ほぼ代表が確定している選手もいるが、そのほとんどはA代表のレギュラーにはなれない選手の集まりで、監督にとっては万が一に備えての補欠選手選びの場であり、選手にとっては代表へのアピールの場となっている。そんな中で、大会を終えていくつか感じたことがあるのでそのことを書きたいと思います。

日本に無くて、中国・韓国にあるもの

結論から言えば、代表入りをアピールできた選手はゼロだった。おそらくこの中から新たにW杯メンバーに選出される選手はいないと思います。監督にとってもあまり収穫のない大会だったことでしょう。優勝は出来なかったし、目立った選手もいなかった。しかし、実は東アジア大会は日本にとって決して楽な大会ではないことを僕は知っています。代表に変わって言い訳をするわけではないですが、大陸系の中国人や朝鮮人(韓国と北朝鮮)は日本人とは違い、骨格が大きくガタイが良いのです。根本的に日本人よりフィジカルが強い傾向にあります。僕がしつこく言うサッカーで結果を残そうと思うならフィジカルの強さとシュートの上手さが必要ということに通じています。

日本がいつも東アジアのチームに苦戦する理由の一つはフィジカルの弱さです。これは東アジアのチームに限らず、フィジカルの強い格下相手にも言えることです。パスワークやテクニック・戦術は決して負けていないのに、このようにフィジカルの強い相手にはすっきり勝つことはほとんどありません。今大会もそれがはっきり現れました。ガチャガチャっとなったときは相手にボールを取られ、中盤でのヘディングの競り合いはほぼ負けます。そしてセカンドボールが拾えないため相手にボールを支配される場面が多くなります。それ以外にも中東チームや中国・韓国には豪快なミドルシュートがあるが、日本にそれがないのはいつも経験していて皆さんの多くが気付いていることでしょう。相手のシュートレンジが広がると、GKは前に出にくくなり、必然的にGKの守備範囲が狭くなります。そのためDFの裏にスキが生まれ、ピンチが増えるようになるのです。相手側から見ると、攻めやすくなるのです。特に、日本のように細かくパスをつなぐ戦術を使うチームにとっては、最終的に狙うのが裏なのだから、ミドルシュートで布石を打っておくことは必要なことなのです。

A代表の層の薄さに危機感を覚えた

代表の試合はいつも応援しているが、昔からこの東アジアの大会は二軍の試合だと思っていたので、あまり興味がなかった。今年はW杯の前年なので少し気になって見てしまったが、やっぱりつまらなかったというのが本音です。このチームの監督がハリルであることに違和感を感じるぐらい、また、A代表の試合とは思えないぐらいレベルの低い大会だったと思います。僕的にはA代表の選手層の薄さに危機感を覚えた大会でした。

現A代表候補メンバーでさえ世界で戦える力が不足していて、一人でも二人でも光るものを持っている選手に出てきてもらいたい状況です。しかし、蓋を開けてみれば、それはただの夢物語でしかなく、やはりすべてのメンバーが現代表選手以下の実力しか持たない選手の集まりでした。

一方で、このような招集メンバーになってしまうことはしょうがないのかなとも思いました。海外組はシーズン中であり、言っては失礼かもしれないが、たかが東アジア選手権ごときに参加しようとする選手などいるはずもない。そんなことをしようものなら、クラブチームでのレギュラーの座を奪われかねないからである。逆に、レギュラーでない選手なら、もはやW杯の候補にもなれないので、ハリルからすれば呼んでもしょうがないということになる。だから必然的に、国内メンバー中心かつ試したいメンバーとなってしまう。まあ、いずれにしても、本大会に出場したメンバーが代表のワンランク下の選手ということになる。

まとめ

今回の東アジア選手権は、全くと言ってよいほどW杯には関係のない大会になってしまった。少し前に行われたブラジルとベルギーとの親善試合はある程度意味のあるものになったが、それも世界のトップとの大きな差を改めて痛感したにすぎない。だからどうするのかということが問われるのであって、その答えはまだ全く出ていない。これからの代表合宿や親善試合でその成果を見せてほしい。

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