サッカー日本代表 中島翔哉の必要性と可能性

Pocket

(この記事の原文は、2018年3月23日の国際試合マリ戦の1日前に書いたものです。試合の内容は反映しておりませんのでご了承願います。)

ここに来てようやく今、僕が一押しの中島翔哉選手が代表に初選出されました。僕の見る目が認められたような気がして嬉しいです。僕が彼を知ったのは彼がポルティモネンセに移籍した頃なので2017年9月ぐらいだったと思います。(彼の経歴を見ると各年代で活躍していたのですね。知らなくて申し訳なかったです。)昨年、偶然見つけた中島翔哉選手のプレーを見て、「この選手、今すぐにでもA代表に入れる」と思いました。それ以来、ずっと注目して彼を追ってきました。ありがたいことに彼の試合の動画はいくつもアップされています。いつもそれを見ては、今の日本代表選手にはない彼独自のプレースタイルとセンスの良さを感じています。

中島翔哉の良さ

彼にはまず、ゴールを狙う積極性があります。自分が行けると思った時は、迷わずゴールに向かっているように見えます。体は小さいですがフィジカルが意外に強く、果敢にドリブルを仕掛ける選手です。また、彼には乾選手とは一味違ったカットインからのシュートの上手さがあります。乾選手との違いはドリブルからシュートまでの早さです。中島翔哉選手はこの技術に長けています。そして、この技術は体に染みついた技術ですので、大人になってからは練習しても出来ない人には出来ない難しい技術なのです。また、シュートの技術は他の代表選手と比較してもダントツにうまいと感じます。メッシほどではありませんが体の割にはシュートに威力があり、コースを狙うのが非常に巧いです。数少ないチャンスをものにしたいなら彼を使わない手はありません。

話は逸れますが、皆さんは、日本代表のシュート練習を見たことがありますか?はっきり言いますが、試合で点を取らなければならない選手であるにも関わらず、本当に下手くそなのです。関連記事はこちら「サウジ戦を前にサッカー日本代表にひと言(本質的な話)」でどうぞ。

彼の力を引き出すポジションはどこなのか

それは、ポルティモネンセと同じ左サイドです。一昔前の香川選手や現在の乾選手のポジションです。つまり、中島翔哉選手は香川選手や乾選手の代わりということになります。乾選手はさておいても、香川選手はもう代表では活躍が難しい選手になってしまいました。というのも、香川選手の一番の武器は技術ではなく実は瞬間的なスピードでした。裏に飛び出したり、切り返したりといったスピードです。20歳前後で絶頂期を迎えた彼はもう29歳。その衰えはもはや隠すことは出来ません。

また本人も自覚があるでしょうが、シュートの下手くそさは代表でもトップクラスです。そうなると、香川選手が今の中島翔哉選手に勝てるものは何もないということになってしまいます。中島翔哉選手はミドルレンジからのシュートやドリブルでの仕掛けが出来るのでトップ下も良いと思うのですが、やはり慣れているポジションが一番良いと思います。だから、左サイドで自由にプレーしてほしいです。注意があるとすれば、それはサイドバックが誰なら相性が良いかということです。中島翔哉選手は縦へのドリブルとそこからつながるカットインのドリブルが武器です。これが生かされるような周りの動きが必要になります。僕が思うに、運動量が豊富な長友選手が一番良いと思います。長友選手にはたくさん走ってもらって、中島翔哉選手の良いプレーを引き出す動きに徹してもらいたいです。また、酒井高徳選手との相性はあまり想像がつかないです。こればっかりは試合を見てみるしかないので、W杯の本番までにいろいろな組み合わせを試してほしいところです。

W杯で活躍する可能性はあるのか

ひとりのプレーヤーとしては成熟していて十分活躍する実力があります。日本の攻撃は左サイドが起点になることが多いので、そこではきっと攻撃の柱になると思います。縦へのドリブル、カットイン、シュート、センタリング、逆サイドへの展開、何でもできます。ただ、試合内容によっては攻撃のチャンスが極端に少なくなり、それによって活躍の場を失う可能性が考えられます。そのような試合展開になった場合には、ディフェンスが重視され、おそらく出場機会が減ることになると思います。彼の今後のステップアップのためにも是非ともW杯に出場して活躍していただきたいものです。

まとめ

中島翔哉選手の技術力と23歳という年齢を考えればA代表に呼ぶべき選手の一人であることは間違いありません。ちなみに、「W杯まで続くハリルの迷走 ~世代交代の過渡期」で僕は彼を代表入りの候補に挙げています。その頃は、おそらくほとんどの人がA代表のメンバー候補としては注目していなかったのではないでしょうか。まだ海外での活躍も半信半疑ということもあったのかもしれません。しかし、僕は初めて見た動画で、すでにA代表の実力を十分に備えていることを確信していました。ハリルもようやく良い人材に目を付けましたね。残る注目は久保建英選手だったのですが、彼は今回のW杯はどうやら見送られそうです。彼の場合は2020年の東京五輪で代表入りし、2022年のW杯カタール大会に出場というのが筋書きっぽいですね。

日本代表の活躍を祈っています。

Pocket