2027年まで待てない リニア新幹線を今すぐ体験しよう

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2027年、リニア中央新幹線は東京-名古屋間の開業を予定しています。そこからさらに大阪まで経路を延長し、2045年には東京-大阪間が開通する予定だそうです。皆さんはその頃何歳になりますか?今、リニア談合問題が世間を賑わしていますが、これが工事の進行に影響を与えないことを祈るばかりです。

そんな開業が待ち遠しいリニア新幹線ですが、一足お先に僕は乗車体験をしてきました。そしてそのリニア新幹線は、もはや夢の乗り物と表現するには違和感があるぐらい完成形に近づいていて、現実味のある乗り物として素直に受け入れられるものでした。この乗り物が僕たちの日常に浸透する日は近いと感じています。あくまで開業へのネックはトンネル工事を始めとするインフラ整備なのですね。

リニア新幹線の簡単な歴史

現在のリニア新幹線の研究の始まりは1962年です。それから10年の年月を経て1972年に磁気浮上式の乗り物としての実験装置が完成しました。この時、日本国中が夢の実現を夢見た瞬間だったのはないでしょうか。翌年の1973年にはリニア中央新幹線の基本計画が決定され、この時すでに東京-名古屋-大阪の営業区間がほぼ決定されています。それからしばらく無人走行の実験が続き、ようやく1980年に有人走行可能な車両が完成し、有人走行テストが始まりました。1987年には有人走行で400.8km/hを記録しています。もう30年以上前の出来事です。そこからは、山梨リニア実験線による本格的な実験を継続させ、延長工事と車両の改良を重ね今に至ります。現在では有人走行による世界最高記録603km/hを達成しています。東海道新幹線の最高速度が285km/hですから、2倍以上のスピードをすでに実現しているということになります。こんな世界最高の技術が未だに日本で実用化されていないのですから、何とももどかしい思いがします。

このように歴史を見てみると、夢の実現には非常に長い月日を要することが分かります。多くの人は、基礎実験が成功した時点ですぐに実用化を想像してしまいます。だから30年前、有人走行で400km/hを実現した時、10数年後には自分たちもリニア新幹線で日本国中をあっという間に行き来できると考えたことでしょう。結局、リニア新幹線は1973年の基本計画から50年以上の時を経て実現しそうですが、それも東京-名古屋間と限定的なものですので、やっぱり多くの日本人が夢の体験をすることなく終えていくことになるでしょう。宇宙旅行なども実現するのはいつのことやら・・・。

リニア新幹線には今でも乗れる

このようになかなか実現しない夢ですが、すでに多くの人がリニア新幹線に乗っているという事実があります。一般応募による体験乗車ですが、十分にその夢の乗り物を体感することができるものです。僕はこの体験乗車に3年間応募し続け、ついに今回念願叶い、リニア新幹線を体感してきたのです。以下は、その応募から乗車までの流れです。皆さんにも是非リニア新幹線を体験していただきたいと思います。

細かい話は読むのも面倒くさいでしょうから、以下には体験乗車の応募から乗車までの流れを簡潔に書くことにします。

  • まずは応募しましょう!(JR東海の超電導リニアのページから応募してください)
  • 期待して当選メールを待ちましょう!
  • 当選の案内メールが来たら体験参加料を振り込みましょう!
  • 体験の5日前ぐらいまでに、「搭乗予約証明書」が届きます。
  • 体験当日は、遅刻しないように現地に集合しましょう!
  • リニア新幹線の時速500kmを体験しましょう!

当選のコツ

応募から乗車までの流れは簡単でしたね。とにかく応募しなければ始まりませんので、粘り強く応募し続けてみてください。またその際、当選するのにはちょっとしたコツもありますので、以下を参考にしてみてください。

下記は僕が乗車した平成30年第1回目のスケジュールです。御覧のとおり、開催日は毎回すべて平日になっていますので、働いている方はお仕事を休む必要がありますし、お子様のいらっしゃる方はお子様の休みに合わせる必要があるので、少しハードルが高くなってしまいます。

そこで当選のコツですが、ズバリ金曜日と午後便を避けて応募することです。つまり、金曜日以外の午前中の1便・2便を希望すると、それだけで競争率が下がりますので、当選しやすくなります。悪い意味ではなく人間の堕落しがちな心理を考えれば、翌日が休みであるほうが気が楽ですし、午後便であれば当日も余裕を持って現地に向かうことが出来るということもあり、どうしても希望が集中しやすくなるのです。その心理を逆手に取るのがコツということになります。

ちなみに、僕がいつも第一希望にしていたのは、金曜日の第4便でした。おそらく一番希望が集中するところでしょう。そりゃ当たらんわ(汗)

1年間にリニア新幹線を体験できる人数

リニア新幹線は3両編成になっていて、乗車人数は1便あたり最大で75区画150人です。これが1日に6便あるので、1日当たり最大で900人が乗車できることになります。また、1開催は8日間ありますので、900人×8日間=7,200人になります。1年間で例年3回の体験乗車が開催されますので、7,200人×3回=21,600人の方が1年間にリニア新幹線を体験できます。体験乗車は3年以上続いていますので、現時点ですでに6万人ぐらいの方がリニア新幹線を体験していることになります。僕もやっとその一人になりました。

乗車の感想

まず最初に、現在使用されている車両の内装はあくまで実験用として作られていますので、トイレはありませんし座席の配置なども本来のものと異なっています。おそらくなるべく多くの人をテスト走行で乗せられるように配慮されているのではないでしょうか?そのため、座席の前後の間隔は普通の新幹線と比べると少し狭いです。実用化の際は、当然ながら快適な空間になることでしょう。

さて、肝心の乗り心地ですが、リニア新幹線はずっと浮上して走るわけではなく、発車まもなく、まずはタイヤで走行を開始します。その際は少し振動を感じます。嫌な振動ではありません。そして速度が150km/h前後に到達したときに、タイヤが浮き上がり磁気による浮上走行にスムーズに移行します。タイヤによる走行音と振動がなくなり空中を滑るように進むのが体感できます。これがリニア新幹線の醍醐味です。

500km/hというスピードですが、ほとんどがトンネルの中を走行するため、外の景色を見てスピードを実感するのはほんの数秒の間だけです。あとは車内のモニターでそのスピードを確認することになります。確かに速度は早いのですが、リニア新幹線に乗っていると500km/hというスピードにすぐに慣れてしまいますので、逆に、減速したときのスピードが異常に遅く感じてしまいます。スピードメーターを見ると250km/hも出ているのにそれがノロノロ運転に感じてしまいました。例えるなら、高速道路を100km/hで走ったあと、下道を50km/hで走った時のような感覚です。錯覚は怖いですね。

ちなみに、加速は非常に緩やかで、飛行機の滑走路のようにシートに押し付けられるようなGは全く感じません。発車から3分~4分の間に気が付くと500km/hになっていてスムーズな加速のため非常に乗り心地は良いです。

まとめ

得てして、乗り物に乗っている人はそのスピードを実感しにくいものです。飛行機は1000km/hほどの速さで飛んでいますが、乗っている人はその速度を感じることは出来ません。リニア新幹線も同じです。乗っているよりも見ているほうがその速さを体感できます。しかし、そうだとしても見るだけではなく乗ったほうが良いと僕は思います。何故なら、乗らなければその乗り心地も何も分からないからです。分からなければ人に語ることもできませんし、その先何も生まれません。だから新しい経験はどんどんすべきと思います。最近、つくづくそう思うようになりました。もしかすると、それは歳のせいかもしれません(汗)

みなさん、たくさんいろんな経験を楽しみましょう!

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